2010年09月25日

洋館には恐怖がある

とある山奥の洋館に住むのは、美しい女性とその娘。
そこへ住み込みで働きに来た17歳の「ぼく」ともうひとり。
洋館の持ち主の事業家の男は滅多に現れず、隔離された場所に美しい母娘と若い男ふたり……とくれば、何かあるに決まってるし、実際何かが起こる……というのが、近藤史恵『薔薇を拒む』。
退廃と耽美たっぷりな小説でした。

丘の上の屋敷に住む女性作家に、
「ここは有名な幽霊屋敷なのに、どうしてここを買ってひとりで住むのか」
としつこく聞く、幽霊屋敷に恋い焦がれる青年。
そして青年はこの屋敷で起こった数々の事件を、女性作家に話し始め、それがまた不可思議でぞくぞくする小説が、恩田陸『私の家では何も起こらない』。
しかしタイトル通りにはいかないのがホラーってやつです。
小説だからこその恐怖で、読んでいる間ずっと楽しかった~。  
タグ :読書


Posted by tack at 23:19Comments(0)本・小説