2020年02月14日

この先に苦労

久しぶりに1冊を一気読みです。

 髙田郁 『あきない世傳 金と銀 源流篇』
不況な江戸時代の享保期、摂津の村に学者の娘・幸(さち)は生まれる。大飢饉と兄と父の死で、母と妹を村に残し、大坂天満の呉服商 「五鈴屋(いすずや)」 へ九歳で奉公を始めた幸は、番頭の治兵衛に見込まれ、商いへの興味を持つように。しかし、五鈴屋の四代目店主・徳兵衛(長男)がダメ人間なのと、やり手の次男は性格が悪いのと、三男は本好きが高じて家を追い出されるという、シリーズ1作目からどうするのコレな展開。
四代目徳兵衛の女遊びが酷く、せっかく来たお嫁さんは二年で実家へ。良い嫁がいないものかと、番頭の治兵衛が幸に目を向けるので、読んでいるわたくし、「幸ー! 逃げてー!!」 と心の中で叫ぶ……もうこの小説、幸がこの先に苦労するとしか思えない。  
タグ :読書


Posted by tack at 23:10Comments(0)本・小説