2010年09月03日

こんな夢を見た 3

私は自転車に乗っている。
現実にある街の風景に、夢ならではの変てこな足し算をされた場所を自転車で走っていると、ひとつ年下の友人、Kやんに声をかけられた。
「今から、MさんとTさんに会うんですよ。一緒に行きませんか?」という。
Kやんも自転車に乗っているので、友人MとTも自転車で現れるだろうなぁと思っていると、すぐにふたりとも予想通りにやって来た。
「やあ。久しぶり~」とM。
「今日、寒いよね」とT。

「えっ! 寒かったっけ?」とびっくりする私に、三人が揃って「寒いよ!」と言う。
よくよく見れば、私以外の三人は冬服を着ていた。
「あれ? 今は夏……じゃないの?」
そう言う私は、Tシャツとジーンズの夏服である。そして寒さなどみじんも感じない。
「何言ってんのー!? もう冬だよー!」
「うっわ、見てるだけで寒くなるよその格好」
「何で半袖なの?」
三人に責められるが、体に感じる風はとてもぬるい。首をひねっていると、「周りの人も全員、冬物を着てるよ」と指摘される。
「あ、ホントだ。私ひとり半袖だったのかー」
何とも恥ずかしい。
家で着替えてこようとする私に、三人が一緒に行くと言う。
自転車で移動した私たちは、現実の私の家とは似ても似つかない家に着く。

これ、自宅じゃない……。
心の中でそう思うが、体は勝手に動き、私は玄関の引き戸を開けて中へ入った。
そもそもウチの玄関はドアである。違和感が大きいのに、それをどうにもできないまま奥に進むと、ちゃんと自分の部屋がある。
着替え終えて玄関を出ると、友人たちが待っていた。
「お待たせー」と再び自転車に乗り、みんな揃ってペダルを踏むが、私ひとりどうにも暑くてたまらない。
風を正面から受けても、寒さなんかひとつも感じない。蒸し暑い。
冬服を着ているから、余計に暑くて、汗が流れ出した。

絶対、おかしい……と思ったところで目が覚めた。
暑くて当然の朝を迎えていた。









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